夢の世界へ誘う VR空間でのライブやイベント、VRコンテンツ制作withID株式会社

弊社では、SFやファンタジー映画で見られるような質感のVRコンテンツを制作しています。また、8K以上の高画質かつ3Dにこだわっているのも特徴です。
メンバーは東大大学院建築系や東工大大学院物理学の出身者からなっており、数学や物理、建築等の知識を用いたCG作成を行っております。さらに在学中に培ったステージマジックのノウハウをVRに転用し、空間内における視線誘導や、登場人物の語りに依存しないストーリー展開などを組み込むことで、従来のアニメや映画とは異なるVRならではのコンテンツを作っています。
これまでに制作した作品は、ソフトバンク株式会社様のVRコンテンツプラットフォームから配信されたり、国内のVR映画祭でのノミネート、バーチャル空間でのイベントに利用されたりしています。

リアルさを追求した3DCGバーチャルワールド

1. withIDとは?


withID(ウィズアイディー)は、3DCGを用いてバーチャルワールドを作成することに特化した会社です。近年成長の著しいBlenderやUnreal Engineといったツールを採用しています。

Tokyo XR Startupsというインキュベーションプログラムに参加し、東京茅場町にあるVR/AR領域スタートアップ向けインキュベーション施設にオフィスを構えています。

こちらは、有野さんによる弊社の取材動画です。

~withIDの特徴~

withIDの作るバーチャルワールドの特徴は、セルルックと呼ばれるアニメチックな質感ではなく、テレビ番組・MV・映画で使われるセットのようなリアルな質感です。

withIDメンバーは東工大物理や東大建築系の大学院を卒業しており、コンピューターグラフィックスの観点からのリアルさと、空間設計の観点からのリアルさを同時に追求しています。またマジシャンとして活動してきた経歴もあり、リアルな質感を実現しながらも、3DCGならではのコンピュテーショナルな表現やマジカルな表現に取り組んでいることも特徴の一つです。

 

2. バーチャルワールドとは何か?


3DCGで作られた背景空間のことを、バーチャルワールドと呼んでいます。
イラストソフトで描いた2Dの背景絵とは違い、バーチャルワールドはコンピューターの中で自由な角度から眺めることができます。

そして近年、バーチャルプロダクションやVRの技術発展により、バーチャルワールドの活用方法が増えてきました
以下ではそれらについて、弊社の活動実績を踏まえて説明します。

 

3. バーチャルワールドの活用とwithIDの実績


3-1. バーチャルイベント / バーチャル東京タワー

バーチャル東京タワー

バーチャル東京タワー

バーチャル東京タワーは「バーチャルSNS cluster」上で行われているイベントです。

「“100 年後の東京タワー”をイメージした未来型エンターテインメント空間」がネット上に用意されており、ユーザーは自らのアバターを操作することで、その空間内を動き回ったり、他のユーザーとボイスチャット等でコミュニケーションをとることができます。

withIDでは、バーチャル東京タワーのステージのデザインと3DCGによるキービジュアルの作成を行いました。同じように、バーチャル上でのイベントやアーティストによるライブ*における活用が考えられます。また、withIDでは、バーチャルライブを実施するための独自システムやアプリケーション開発のご相談も承っております。

*フォートナイトでのトラヴィスコットさんや米津玄師さんのバーチャルライブが最近話題を呼びました。

 

3-2. バーチャルプロダクション / BLACKPINK Respect Copy Music Video

 

人気Youtuberのやっぴさん(さんこいち)、古川優香さん(さんこいち)、タナカガさん(パパラピーズ)、じんじんさん(パパラピーズ)による、人気アーティストBLACKPINK ‘How You Like That’ のMVのリスペクト再現動画で、現時点で100万回以上の再生がされています。

アーティストをリスペクトした形でのパロディ動画は、最近だと渡辺直美さんによるLady Gagaのものが話題になりました。

本案件では、本物と同じようなセットを作るのではなく、これをバーチャルワールドによって再現しました。withIDでは、本物のMVだけからCGを制作しました。位置トラッキングセンサーを用いたバーチャルプロダクション*という撮影手法を用い、あたかも演者がバーチャルワールドにいるような映像を撮影します。以下の動画は、メイキングです。

 

 

バーチャルプロダクションは、セット作成のコスト削減の他、従来のグリーンバック合成技術と比べてもリアルタイムでCGとの合成が確認できる分、撮影現場での変更等に柔軟に対応できるという利点もあります。
情報番組などのシンプルで静的な背景以外にも、最近では映画などの撮影にも本格的に用いられています。

withIDではバーチャルワールドのデザイン・作成に加えて、バーチャルプロダクション撮影が可能な制作会社様をご紹介することも可能です。

 

3-3. VRムービー / Illuminate Night

 

バーチャルワールドを用いて、VRゴーグルで鑑賞可能な立体的でかつ360度見渡せるアトラクション型の動画を作成しました。本作品「Illuminate Night」はキャスト以外の企画から制作までを全て自社で行いました。ソフトバンク株式会社様のVR SQUAREから期間限定で配信された他、国内の映画祭にVR部門でノミネートされています。

高画質のVR動画を作成する際には通常、レンダリング時間がネックとなりますが、withIDではクラウドを用いたレンダリングを行うことでその時間を短縮化しています。

VRで動画を視聴すると、VR酔いをしてしまうことがしばしばありますが、そのような対策についても、上記のような制作経験からアドバイス・ご提案をすることができます。

 

4. さいごに

withIDでは、バーチャルワールド制作を通して、3DCG・バーチャルプロダクション・VR/ARといった幅広い分野に取り組んでいます。それらの分野は互いに関係しあっており、わかりづらい点も多いと思いますので、もし弊社にご興味を持たれましたら、ぜひ一度ご相談ください。

 

お問い合わせ

info@withid.jp にメールをいただければ、ご対応させていただきます。また下記のチャットからもお問い合わせが可能です。

動画配信

  • 自主制作の8KフルCGのVRアトラクション動画。
    本作品では、CGによってまるで絵本の世界に引き込まれるような体験を実現し、また物理シミュレーションを用いて無数のランタンの動きを計算再現することで壮大な景観を作り出しています。

    〜あらすじ〜
    「まぼろしの島を探しに行くんだ—。」
    絵本に描かれた少年の夢の世界へ入ってみましょう!
    彼によると、夜空に無数の灯が浮かんでいたそうなのですが…。

  • 人気Youtuberのコラボによる、人気アーティストBLACKPINK 'How You Like That' のMVのリスペクト再現動画で、現時点で100万回以上の再生がされています。
    バーチャルプロダクションによる撮影が採用され、withIDでは背景の3DCGを制作しました。

  • BLACKPINK Respect Copy MV のメイキング動画です。
    位置トラッキングセンサーを用いた撮影手法により、背景CGがリアルタイムで合成されます。