ASIAGRAPH 2020 in Tokyo CGアートギャラリーASIAGRAPH CG アートギャラリー

ASIAGRAPH 2020年度 CGアートギャラリー
アジア地域で活躍するCG分野の研究者とクリエイターが集まり、学術発表や作品展示を通してアジア独自のメディア芸術文化について情報発信と交流を行なう、学術性と芸術性を兼ね備えた国際的CGイベントです。CGアートギャラリーは、その作品展示部門です。

ASIAGRAPHでは、優秀なCG作家と作品が国を越えて交流することで、新たな創造と産業がアジアから生まれることを願い、優れた作品の発表展示の場として過去15年間、国内外の会場でCGアートギャラリーを開催して参りました。今年度も日本、中国、韓国、台湾、香港、シンガポール、インドネシア、フィリピン、タイ、マレーシア、ベトナム、モンゴル、ウクライナ、モルジブ、イランなど、多くの国と地域から公募展示部門に、多様な作品が集まり、充実した展示が実現しました。

ASIAGRAPH CGアートギャラリー公募展示部門では、アジア全域から作品を募集し、第14回を数えます。アジア15の国と地域から約600点もの応募がありました。

第一部門 CGアート作品公募部門 「 CGアートギャラリー 」
ASIAGRAPHの公募展示部門は、従来のコンペティションとは異なり「アジア独自のCG表現」を積極的に評価します。ただしこれはモチーフやテーマが「アジア的」なものを指しているのではなく、既存のアートや映像産業の評価対象にはならないような表現でも「独創的」で「視覚的な美しさ」を備えているならば積極的に評価する、ことを意味します。第一部門にはアジア全域から、オリジナルのCGアート作品(静止画)が集まり、様々な表現が競い合いました。

第二部門 動画(アニメーション)作品公募部門 「 CGアニメーションシアター 」
動画(アニメーション)作品公募第二部門では、アジア10の国と地域からの代表審査委員による国際審査が行われ、入選作品を決定いたします。アジア各国それぞれ固有の価値観とニーズを反映し、尚かつ公平な審査によって選定された入選作品は、アジア全体から支持された作品と呼ぶに相応しいでしょう。

第三部門 学生(25歳以下)アニメーション作品公募部門
若く新しい才能が、国や地域を越えて評価を受け、デビューするチャンスを作るための、学生(25歳以下)アニメーション作品公募部門です。第三部門はコンペではなく、学生の創作と発表意欲の発揚を目指すもので、日本国内の学生が対象です。その観点から他の学生コンペの審査とは距離を置き、作品のまとまりや完成度、技術面の評価だけでなく、発想やキャラクターデザイン、感覚の新しさ等、断片的部分的で、荒削りな表現でも、積極的に評価することを選考基準としています。また、既に高い評価と実績を得ている応募者の作品は対象としません。

第四部門 こどもCGコンテスト部門
次世代のクリエイティブ人材であるこどもを対象に、総合的なCG作品のコンペティションを開催することで、高いレベルの到達目標を示し、さらなる創造性の発達と創作意欲の拡大を促します。それにより、この分野での先端教育と産業人材育成の礎となることを目指します。

特別公募部門 パソコン甲子園高校生国際部門
アジア地域の高校生が、コンピュータグラフィックス作品によって優れたアイデアと表現力を競い合い、スキルアップすることで、情報化社会を支える人材となることを目的とし、パソコン甲子園2020と共催しました。

ASIAGRAPH 2020 in Taiwan/Gifu同時開催のご案内
in Taiwan:2020.11.16 〜 22 会場:国立台南芸術大学内
in Gifu:2020.11.25 〜 29 会場:岐阜県美術館