Andrew　Gordon（Pixar）／アンドリュー・ゴードン

10年以上プロフェッショナルアニメーターのキャリアを持つキャラクターアニメーター。1997年にピクサーに入社後『バグズ・ライフ』、『トイ・ストーリー2』、『モンスターズ・インク』『ファインディング・ニモ』そして『レミーのおいしいレストラン』などピクサーの主要な劇場映画のキャラクターアニメーションを担当する。現在はピクサーオリジナルショートアニメーションのアニメーションスーパーバイザーを務めている。
ファインディング・ニモではVisual Effect Society より「Outstanding Character Animation in an Animated Motion Picture」を受賞するなど世界のトップアニメーターの一人である。

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財団法人デジタルコンテンツ協会（DCAJ）
担当 ：中村/坂本
e-mail ： nakamura@dcaj.or.jp
TEL ： 03-3512-3901

アニメーション原理
コンピュータアニメーションに適用されるアニメーション原理の概説です。

演出とデザイン
アニメーションとポーズデザインのための講義です。ポーズ付けの手法、壊れたポーズの修正法を考えます。

体重と力学
アクションを分析し、良い例・悪い例を確認しながら、アニメーションにおいてリアリティのあるウエイトとからだのコントロール方法を詳細に探ります。

歩きと走り
キャラクタの歩行サイクルおよび走行サイクル作成過程について学びます。

アニメーションのための演技
　キャラクタの感情表現手法についての探求。パントマイム、何気ない動き、大きな演技について学びます。

アニメーションの中のジェスチャー
　アニメーションにおいてジェスチャーが占める割合は非常に高い。ここではキャラクタージェスチャーを、リアリティがあり、斬新で、物語を語らせるジェスチャーの手法を幾つか紹介します。実写映画から多くの例を取りあげながら、ジェスチャーがキャラクタの感情をいかに表現するかを探ります。

フェイシャルアニメーション
人が人物を観察する際には、ほとんどずっと顔を観ており、次に観るのが手だと言われています。ここでは卓越したフェイシャルアニメーション作るための要素について詳細に学びます。フェイシャルの演技、微かな目の動き、瞬き、瞼の形、ごまかし、台詞などが紹介されます。

シーン設計
シーンを準備・設計する上であなたが出来るさまざまなアプローチ（サムネイル、参照用ビデオ、参考映画など）について話します。講師自身が過去に撮影したカットを紹介しながら、何が効果的であり、何が非効果的であるかを学びます。また、ミルト・カール氏のような巨匠がどのようにシーンを設計したかについて考察します。

シーンのブロッキング
本講義では、シーンをブロッキングするさまざまな手法がカバーされます。ブロッキング過程、メモ書き、効果的な手法での変更について説明します。ストレート・アヘッド(頭からアニメーションをつける手法)、ポーズ・トゥ・ポーズ(キーになるポーズつけて手法)、レイヤリング法（キャラクターを簡易に動かす手法）等のアプローチを紹介。さらに本講義では、『Mr.インクレディブル』に登場したヘレンのブロッキングに関してアニメーターのデイブ・マリンズ氏にインタビューした内容も紹介します。

高いレベルの洗練テクニック
カットを上手く磨き上げれば、カットの完成度をさらに10パーセント高まります。ここではカットを磨くテクニックを紹介します。スプライン、レイヤリング、フェイシャルや胴体の洗練手法、ごまかし、モーションブラー、緻密なカメラワーク、肉体らしさ、ベンドボウ (ラウンドネス機能)その他のトピックスについて取り上げます。