FullSizeRender_22016年はVR元年とも呼ばれ、大変な注目を集めています。が、VRコンテンツ制作には従来の映像手法や経験が通用しない危険なトラップが数多く潜んでいます。
このクラスでは、Oculus社に所属、先陣を切ってVRコンテンツ開発に着手し、VR開発の駆け込み寺としてトラブルを解決してきた講師により、Oculus Story Studioの数々の実例を中心に、VRの仕組みから制作作法、VR特有のリスクの回避方法、最新トレンド情報、世界へ配信する手順まで余すことなく学ぶことができます。

<講義内容(内容は変更される場合があります)>

◆1時間目 VR基礎知識
VRの歴史からデバイスの仕組み、どんなコンテンツがこれまで作られてきたか、活用法など、詳細内容に入る前に必要な基礎知識について触れます。
キーワード:歴史、仕組み、トレンド、デバイス、コンテンツの種類

◆2時間目 VRプレゼンスとストーリーテリング
エミー賞受賞の「Henry」を題材にこれまでのメディアでのストーリーテリングとVRでの体験型のストーリーテリングの違いを理解します。具体的にはコンテンツの中でプレーヤーに「プレゼンス」をより色濃く感じてもらい、ストーリーや体験をより楽しんでもらうための手法や工夫を学びます。
キーワード:インタラクション、プレゼンス、ハンドプレゼンス、オーディオプレゼンス、Henry

◆3時間目 VRベストプラクティス
VRでは今までの映像文法がなかなか通用しない。そのために失敗した数々のプロジェクトの事例を紹介しながら、VRで陥りやすい罠の解説。VR酔いのメカニズムやそれを避けるための方法、快適なVR体験を作るためのテクニックを説明します。
キーワード:VR酔い、カメラ移動テクニック、ユーザーインターフェイス、HUD

◆4時間目 VRワークフロー
では実際にどう作ればいいのか?リアルタイムとプレレンダリングの違いやそれぞれのメリット、実写コンテンツのカメラ利用法、ゲームエンジンの活用法、UnityやUnreal Engine4でVRを導入する流れなどVRコンテンツを作るうえで必要なワークフロー知識を学びます。
キーワード:リアルタイムエンジン、プリレンダリング、Unity、Unreal Engine、実写撮影、Oculus Story Studio、3D空間オーディオ、プロファイリング

◆5時間目 VRコンテンツの配信と未来
実際に作ったコンテンツを世界に向けて発信する方法を学びます。さらに先日行われたOculus Connect 3の最新情報とそこから得られたVRの未来像をお話します。
キーワード:コンテンツ配信、Oculus Store、レベニューシェア、Oculus Connect 3、Medium、Quill、ソーシャルVR


※このセミナーは有料となります※

¥18,000/人

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日時
10月30日(日)
開場10:15 開演10:30 終演16:30
場所
7階 会議室2
出演者
  • 近藤 義仁
    Oculus Partner Engineering Specialist

    ゲームプログラマとしてコンシューマタイトル制作に関わり、描画エンジン・アニメーションエンジン等を開発。2012年Oculus Rift DK1に出会い自らVRコンテンツの開発を行いVR普及活動をはじめる。2014年からOculus Japan Teamを立ち上げ、現在は国内パートナー向けに技術サポートを行う。