JST_CRESTスマホもパソコンも,メディア技術は「あなた」のためにどんどんパーソナライズされてきました。しかし,みんなで集まってコンピュータを使う場合はどうでしょうか?我々は,場に集う人々の対面コミュニケーションを重視した「多人数調和型の情報提示技術」の研究に取り組んできました。
本シンポジウムでは,平面的な画面から飛び出す空中像インタフェース・映像や音の中に付加情報を埋め込む情報重畳技術・文具や紙をデジタル技術と融合させるコンピューティング技術などを紹介します.
日時
10月28日(金)
開場13:00 開演13:10 終演14:55
場所
1階 センターステージ
出演者
  • 苗村 健
    東京大学大学院 情報学環 教授

    1997年,東京大学大学院工学系研究科電子工学専攻博士課程修了。博士(工学)。米国スタンフォード大学客員助教授(日本学術振興会海外特別研究員)を経て,2013年より現職。バーチャルリアリティ,ヒューマンインタフェースなどの研究に従事。文部科学大臣表彰若手科学者賞,日本バーチャルリアリティ学会論文賞,映像情報メディア学会丹羽高柳賞論文賞,電子情報通信学会HCG賞,経産省Innovative Technologies,グッドデザイン賞などを受賞。
  • 筧 康明
    慶應義塾大学 環境情報学部 准教授

    2007年東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。近年は主に,素材のマテリアリティを介したフィジカルコンピューティングや身体性・空間性を拡張するメディア技術の研究開発,およびメディアアート表現の創出に取り組む。これまでにSIGGRAPHやArs Electronicaなど国内外の学会・展覧会で研究・作品を発表し,平成26年度科学技術分野の文部科学大臣表彰若手科学者賞,グッド・デザイン・ベスト100など受賞も多数。
  • 吉田 俊介
    国立研究開発法人 情報通信研究機構 (NICT) ユニバーサルコミュニケーション研究所 主任研究員

    2001年,名古屋大学大学院人間情報学研究科博士課程修了。博士(学術)。通信・放送機構本郷リサーチセンター研究員,ATRメディア情報科学研究所研究員を経て,現在,情報通信研究機構ユニバーサルコミュニケーション研究所主任研究員。主にバーチャルリアリティ,裸眼立体映像提示技術に関する研究に従事。ACM SIGGRAPH ASIA 2015 Best Demo Award, 画像電子学会画像電子技術賞, 経産省Innovative Technologies 2016などを受賞。
  • 大橋 一広
    株式会社イトーキ 先端研究統括部兼ソリューション開発統括部 統括部長・先端技術研究所 所長

    1993年,株式会社イトーキ入社。公共施設ミュージアムやショールームの企画・展示空間設計に従事し,コミュニケーションデザインを担当。2004年,ワークプレイスの研究開発,新規市場開発を担当し,次世代クリエイティブワーク・コンセプトメイクに従事。ICTメディアデザインに展開し,空間のHCI(ヒューマンコンピーターインタラクション)・UIデザインを推進する。2015年,ICTを活用した事業企画,商品開発及サービス開発を統括するICTソリューション企画推進部長。2016年より現職。
  • 井原 雅行
    NTTサービスエボリューション研究所 主幹研究員

    1994年東工大・修士了。同年,NTTヒューマンインタフェース研究所入所。人間の好みのモデル化,価値観共有,ヒューマンアフォーダンスの研究等に従事。近年は災害時向け情報流通技術の開発,事業化に取り組む。2002-2003年加国New Media Innovation Centerおよびブリティッシュコロンビア大学にて客員研究員。工学博士。ACM,電子情報通信学会,情報処理学会,画像電子学会各会員。