ウェアラブルデバイスへの触感提示技術が搭載され、身体に訴えるメディアが普及し始めました。JST ACCEL「身体性メディア」プロジェクトでは、触覚伝送モジュールを開発し、身体経験を記録し再現するメディアコンテンツ、自分の分身となる「義体」を通じた体験を与える身体性テレイグジスタンスの実現を目指しています。本セッションでは、業界のプレイヤーと共に創る「身体性メディアコンソーシアム」設立に向けた活動をご紹介します。

ウェアラブル/モバイルデバイスへの触感提示技術の導入が進み、身体に訴えかけるメディアが広く社会的に普及し始めました。JST ACCEL「身体性メディア」プロジェクトでは、さわり心地を高精度に伝える触覚伝送モジュールを開発し、触感を通じて身体的経験を記録し再現する「身体性メディアコンテンツ」、自分の分身となる「義体」を通じて遠隔地での行動や就労を可能とする「身体性テレイグジスタンス」の実現を目指し、日本科学未来館研究棟 Cyber Living Lab を拠点として活動しています。
本セッションでは、「身体性メディア」研究の現在と未来をご紹介するとともに、様々な業界のプレイヤーと共に身体性メディアを創り出していく「身体性メディアコンソーシアム」の設立に向けた今後の活動計画をご紹介します。

※ 本セッション後、15:00〜16:00に、日本科学未来館研究棟 Cyber Living Lab の見学会を行います。
参加人数が限られておりますので、10/16(金)までに下記「Cyber Living Lab見学会」より事前申込みをお願い致します。

Cyber Living Lab見学会
日時
10月23日(金)
開場14:00 開演 14:10 終演14:55
場所
1階 センターステージ
出演者
  • 舘 暲
    東京大学 名誉教授      

    1968年東京大学工学部計数工学科卒。1973年東京大学大学院博士課程修了、工学博士。機械技術研究所主任研究官、遠隔制御課長、MIT客員研究員、東京大学先端研教授、東京大学工学部計数工学科教授、東京大学大学院情報理工学系研究科教授、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授などを経て現職。盲導犬ロボットやテレイグジスタンスの概念を提唱し、その工学的実現可能性を実証した。日本バーチャルリアリティ学会初代会長。DCEXPO推進委員長。JST ACCEL「身体性メディアプロジェクト」研究代表者。2007年には、日本人として初めてIEEE The Virtual Reality Career Award を受賞。また、VRの普及にも力を入れており、学生の国際VRコンテストであるIVRC(International collegiate Virtual Reality Contest)を1993年に創設、爾来その実行委員長を務めている。
  • 野村 淳二
    国立研究開発法人 科学技術振興機構 プログラムマネージャー

    1971年京都大学工学部卒。1988年東京大学大学院博士課程修了、工学博士。松下電工株式会社システム開発センター所長、代表取締役 取締役副社長、 パナソニック株式会社 代表取締役専務などを経て2011年よりパナソニック株式会社 顧問。2015年より現職を勤める。
  • 南澤 孝太
    慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科・准教授

    2005年東京大学工学部計数工学科卒。2010年東京大学大学院情報理工学系研究科博士課程修了。博士(情報理工学)触覚・身体運動・3D映像を融合した触覚メディア・身体性メディアの研究開発を行い、SIGGRAPH Emerging Technologiesを中心に多くの研究プロジェクトを出展している。日本バーチャルリアリティ学会理事、超人スポーツ協会理事・事務局長、CiP協議会理事を兼務。