本シンポジウムでは、認知科学・人間工学・デジタルコンテンツの観点による、立体視(3D)映像の最新の事例や知見を共有します。具体的には、3D空間の知覚的歪みの分析とその応用に関する研究成果や、過去のゲームソフトを3D化して再構築するという「セガ 3D復刻プロジェクト」を紹介し、フロアを交えたディスカッションを行います。

後援: 超臨場感コミュニケーション産学官フォーラム(URCF)・超体験デザイン部会

日時
10月24日(金)
開場12:45 開演13:00  終了14:50
場所
会議室3
出演者
  • 渡邊克巳
    東京大学先端科学技術研究センター・准教授(認知科学)
    <プロフィール>
    2007年カリフォルニア工科大学計算科学-神経システム専攻博士課程修了(PhD)。現在、東京大学先端科学技術研究センター・准教授(認知科学)。人間の心という主観的な現象に対して、認知科学・心理学・脳神経科学等の最先端の方法を使って、心を作り出している意識的・無意識的過程の科学的解明、認知科学のその他の研究分野への拡張、それらの知見の産学連携を通じた社会への還元を目指している。
    学歴・職歴・著書等 http://www.fennel.rcast.u-tokyo.ac.jp/profilej_kw.html
  • 奥成 洋輔
    株式会社セガ 第3CS研究開発部所属
    <プロフィール>
    プロデューサーとして、クラシックゲームの移植を主に手掛ける。
    代表作
    ニンテンドー3DS「セガ3D復刻プロジェクト」シリーズ
    PS3/Xbox 360「セガエイジスオンライン」シリーズ
    PS3/Xbox 360「ドリームキャスト復刻プロジェクト」シリーズ
  • 堀井 直樹
    有限会社エムツー 代表取締役
    <プロフィール>
    1991年エムツーを設立。メガドライブ向け「ガントレット」に始まり、これまで数多くの移植開発を手掛ける。オリジナルタイトルの開発も行う。
    代表作
    ニンテンドー3DS「セガ3D復刻プロジェクト」シリーズ
    PS3/Xbox 360「セガエイジスオンライン」シリーズ
    iOS/Android「アホ毛ちゃんばら」
    超・立体映像技術「E-mote(エモート)」
  • 河合 隆史
    早稲田大学 基幹理工学部 表現工学科 教授
    博士(人間科学) 認定人間工学専門家
    <プロフィール>
    1998年、早稲田大学 大学院人間科学研究科博士後期課程修了後、同大学助手、専任講師などを経て2008年より現職。人間工学を専門とし、デジタルコンテンツとヒトのインタラクション、特に立体視映像やバーチャルリアリティ、ウェアラブルコンピュータなどの先進メディアを対象とした評価・応用研究に従事。