シンポジウム・セミナー・ステージ

3DUJ:3Dテレビに関する取り組みと今後の展開

日時
10月26日(金)15:15~16:45
場所
日本科学未来館 みらいCANホール

【主催:総務省/一般社団法人日本人間工学会】
3D放送を実施している事業者を含めた放送事業者、通信事業者、受信機メーカーのほか、医療関係者・大学等の有識者等が参画し、3Dの安全・快適性について検討した3Dテレビに関する検討会におけるこれまでの成果の概要を紹介します。併せて、放送事業、研究開発、、医療の観点から3Dテレビの安全・快適性についての取り組みを発表します。
また、日本人間工学会における3D人間工学研究部会の取り組みや、関連する国際3D協会日本部会の活動についても紹介します。 
これらにより、、視覚的な負担に捉われがちだった、3Dに対する従来の固定観念を一歩進め、より一層安全・快適な3Dテレビの普及に資することを目的としています。

岡本 樹生

総務省 情報通信国際戦略局 通信規格課 課長補佐

2004年 東京大学卒業、同年総務省入省。2011年より現職。
ICT分野におけるITU等の様々な国際標準化活動に関する政策立案に従事。

河合 隆史

早稲田大学 教授

1993年、早稲田大学人間科学部卒業、1998年、同大学院博士後期課程修了後、同大学助手等を経て、2008年より同大学 理工学術院 教授。人間工学を専門とし、映像情報メディアの生体影響の評価や応用、コンテンツ制作に関する研究に従事。主な著書に、「3D立体映像表現の基礎(オーム社,2010年)」など。社会活動として、日本人間工学会 理事、国際3D協会 日本部会長のほか、
Stereoscopic Displays and Applications・Committeeなど。博士(人間科学)。認定人間工学専門家。

伊藤 崇之

日本放送協会 放送技術研究所 研究主幹

1979年京都大学大学院工学研究科修士課程修了。同年日本放送協会入局。1981年より同放送技術研究所。視聴科学、認知科学、画像認識、情報バリアフリー、立体テレビの研究に従事。2003年より人間情報科学部長。2008年より同所次長。現在、同研究所研究主幹として、人間科学研究およびメディアアクセシビリティの研究を所管。映像情報メディア学会フェロー。IEEE、電子情報通信学会、ヒューマンインタフェース学会、日本神経回路学会、日本認知科学会会員。工博。

安藤 広志

情報通信研究機構 ユニバーサルコミュニケーション研究所 多感覚・評価研室室長

1983年京都大学理学部(物理学)卒業。1987年京都大学文学研究科(実験心理学)修士課程修了。1992年MIT脳・認知科学科博士課程修了、Ph.D.(計算神経科学)。同年、(株)国際電気通信基礎技術研究所(ATR)に入社、人間情報通信研究所研究員、主任研究員を経て、2006年より2011年まで認知ダイナミクス研究室室長。2006年より(独)情報通信研究機構(NICT)ユニバーサルメディア研究センターの超臨場感研究プロジェクトに参画、グループリーダーを経て、現在,NICTユニバーサルコミュニケーション研究所多感覚・評価研究室室長、脳情 報通信融合研究室副室長、大阪大学生命機能研究科招聘教授。認知脳科学、計算神経科学、多感覚情報処理、多感覚インタフェースの研究に従事。

半田 知也

北里大学 医療衛生学部 准教授

3D映像の生体安全性の評価及び、3D映像技術を応用した視能訓練法を開発研究している。
資格:視能訓練、学位:博士(医学)

畑田 豊彦

東京眼鏡専門学校 校長 ・3Dテレビに関する検討会 座長

1970年早稲田大学大学院理工学研究科応用物理学専攻修了、同大助手、1971年NHK放送科学基礎研究所でハイビジョンによる臨場感効果の研究、1981年より東京工芸大学工学部教授に移り、眼光学系の像特性や両眼視機能の研究に従事、現在東京眼鏡専門学校長、博士(工学)