ステージ

-宇宙抹茶実験

日時
10月20日(木)16:15~16:50(開場:16:00)
場所
日本科学未来館 1F センターステージ

「宇宙で抹茶を点てる」は、物理・化学的な視点と芸術が融合したテーマです。前者では、“微小重力下で抹茶を立てると、抹茶の粉と水はどのように混ざり抹茶となっていくのか?”という疑問に対し、それを可視化し挙動を観察する物理・化学現象的な研究観察の視点を持ちます。また、後者では、日本古来の“茶の湯”文化を宇宙で実現した場合の宇宙ならではの茶器や茶会を際立させる衣装とは?という着想の他、微小重力下で抹茶を立てる方法を見出すことにより、将来宇宙におけるお茶会の開催の可能性を探ります。さらに、国際宇宙ステーション(ISS)でのお茶会開催を通して、日本古来の文化のひとつを紹介することを目指す、非常にユニークな試みとなります。「宇宙で抹茶を点てる」は、日本時間9/21(水)6:36-11:23にかけ、[きぼう]日本実験棟船内実験室にて実施されました。プログラム提案者である河口洋一郎氏の解説付きで古川聡宇宙飛行士が宇宙で抹茶を立てる映像を上映します。JAXA HP http://kibo.jaxa.jp/experiment/news/110930_spacematcha.html

参考画像

河口洋一郎

東京大学 大学院 情報学環 教授

CGアーティスト。東京大学大学院教授/情報学環。1952年種子島生まれ。1998年より東京大学教授。1975年からCG(コンピュータグラフィックス)に着手し、世界的CGアーティストとして活躍中。1982年国際学会SIGGRAPHに「グロースモデル」を発表し、一躍世界の注目を浴びる。国際大会でのグランプリ多数。第100回ベネチアビエンナーレ日本代表芸術家に選ばれるなど、国際的な活躍をし続けている。2000年以降に発表している作品「ジェモーション」は、反応する情感コミュニケーションがテーマのインタラクティブな作品。2010年ACM SIGGRAPHにて栄誉あるディスティングイッシュト・アーティスト・アワード受賞。